【浜松南区 カイロプラクティック】天気病み(気象病)と熱中症の仕組み
2022/07/08
こんにちは。浜松市南区でカイロとリラクゼーションのお店をしている
まみカイロプラクティックです。
今年の梅雨は例年になく早くに終わりました。
ですが4月5月と天候が日ごとに変わり、よく言われる「天気病み(気象病)」の症状…
頭痛・肩こり・目まい・疲労感に悩まされた方も多いのではないでしょうか?
また日毎だけでなく1日の中でも、朝晩での温度差もあり体が気温変化についていけない事もしばしば…
更に今年は既に「熱中症(脱水症状)」で病院に搬送されるというニュースも頻繁に観ます。
これからの季節におこりやすい「天気病みと熱中症(脱水症状)」の仕組みについて書きたいと思います。
【 天気病みの原因 】
天気病みの原因の多くは『気圧の変化』による自律神経(=体全体の機能をコントロールする神経)の乱れからなります。
梅雨の時期は梅雨前線に沿って低気圧が横断するために気圧が低下します、すると内耳が気圧の変化を感じ取り、それを神経を通って脳に伝達します。
内耳が気圧の差に敏感に反応し脳に伝達することで、目まぐるしく変わる情報に脳が混乱し、自律神経である交感神経(活動神経:体の働きを促す) と 副交感神経(リラックス神経:体を休ませる)のバランスが崩れます。
すると倦怠感・目まい・動悸・血圧の変化・内臓機能の低下・頭痛・肩こり・気分の落ち込み・不眠症などの様々な症状が現れます。
しかしこれには個人差があって天候に左右されない方もいます。
その違いは自律神経バランスが外部からの影響で左右されにくい体作りだと思います。
1.ビタミン&ミネラルを意識した食事(特に朝食)をとる。
2.ウォーキングや水泳などして代謝を上げる。
3.生活のリズムを整える。
4.1日に1度はリラックスタイムをつくる。
などを意識していくことが必要になります。
しかしこの症状は梅雨時期だけでなく、年間を通して気圧の変動がある台風シーズンや季節の変わり目にも自立神経バランスは崩れますので常に生活リズムや生活環境の気配りが必要になります。
また40代からは更年期などホルモンの変化から自律神経が乱れることもあります。
男性なら【泌尿器科】、女性なら【婦人科】での検診をお勧めします。
また体調不良の原因は気圧だけでなく『湿度・温度差』もあります。
1年中運動をして汗を流している方は別として、運動をしていない場合は日常生活での体温アップは殆どないので、4月5月は全身で汗をかく準備がまだ出来てない状態になっています。
特に昨今は新型コロナの影響で運動をしなくなったり、外出も控えて家の中での生活が殆どで汗をかくことが無く、毛穴・汗腺が目詰まり状態になって汗がかけない状態になっている場合もあると思います。
人は汗をかくことで体内温度を調整しています。
ですが湿度が高いと汗をかいても気化熱によって蒸発することが出来なく、体内の熱を放出することが出来なくなってしまいます。
体温調整や水分調整が効果的に出来なくなることから体調不良になり、「熱中症(脱水症状)」にも繋がっていきます。
【 熱中症(脱水症状)】
「水分不足に気を付けよう!」とよく聞きますし、「大丈夫!水もいっぱい飲んでる!」って方もいらっしゃると思います。
でも時と場合によって、飲むものの種類を変えていますか⁈
日常的な水分補給であれば水や白湯などで十分ですが
仕事や運動などで大量に発汗した場合はナトリウムや
カリウムなどミネラル分が含まれた飲み物で水分補給
する事が前提になります。
大量の汗の中にはミネラル成分が含まれているので
出た成分の補給が必要になるのです。
ただ飲み方にも注意が必要です。
一度にたくさんの水を飲んでもそのまま尿として出てしまったり、必要以上の水を飲むことで「水中毒」の症状になる可能性もあります。
日常的に1時間に1リットル以上の水の摂取は「水中毒」の危険性があります。
正しい水分補給は一度に大量の水分を摂取するのでなく、コマめに補給する事です。
口の中が渇く前の補給が必要になります。
気温の高い日には20分に1回くらい、1口2口をゆっくり体に染みわたせるように飲みます。
できれば暑い時は冷たい飲み物をグビグビ飲みたいですよね!
ですが一度に大量に、その上冷たい物を飲むと胃がビックリして内臓も疲れてしまいます。
すると食欲が落ちてしまい、栄養不足になり精神的にも肉体的にも疲弊し夏バテの原因になってしまいます。
「熱中症(脱水状態)」の症状は、頭痛や倦怠感や嘔吐の他、重症になると意識障害や痙攣を起こしたり臓器に対しても影響がでてきます。
身近な症状として、こむら返りもあります。
その原因は冷えによる血流不良、運動の過不足、水分不足、ミネラル不足・・・ その他にも持病や飲み薬の影響など多種多様でありますが、冷水分・ミネラルの不足が代表的と言われます。
「水中毒」の症状ですが、むくみ・頭痛・嘔吐、重症になると意識障害になります。
脱水症状と似ていますよね!
水を摂取していても脱水症状になった場合は「水中毒」の可能性を考えてみてください。
【 熱中症の予防に必要なのは 】
1.適度な運動。(暑い時間帯は避け、涼しい場所や時間帯での運動)
2.十分な睡眠。
3.バランスの良い食事。
これに加えて…
1.適切な生活環境(室内温度)を整える。
2.コマめの水分補給。(運動時など汗をかいた時はミネラルを含む飲料水での補給)
3.外出時には日傘を使用。(首筋・背中を日に当てるのは避けましょう)
4.疲れたと感じたら無理せず休む。
【 体内の水分保持 】
水は人間にとって大切なものです。
もし遭難しても水があれば数日間は耐えられるとも言われいて、災害時用にも水の確保が第一となりますよね。
昔から「人間の体の約60%~70%は水で出来ている。」とCMでも言われていて皆さんも周知の事と思います。
赤ちゃんの時がMAXで、年齢を重ねるごとに減っていきます。
高齢者に関しては50%前後と言われています。
水分保持率は筋肉量が関係していて、筋肉細胞に水分が保持されているからです。
水分は口からの摂取後、血液(血漿)・リンパ液・間質液(組織液) を循環して体内水分の保持、また「筋肉やファシア」といった貯留場所があります。
筋肉やファシアは全身にくまなく存在し、筋肉が柔軟であれば新しいスポンジのように水分を留める事が出来るし、筋肉によって血管やリンパ管などが圧迫されることなく必要な栄養素を体中に循環することができます。
それと同様にファシアも柔軟であれば水分を貯留し必要な時に各細胞・臓器に供給できます。
赤ちゃんの場合、まだ筋肉はほとんどありませんし臓器
もまだ未発達の状態でなぜ水分保持率が高いかというと
水分を含んだ良好なファシアに全身が包まれているから
です。
赤ちゃんに触れるとぷよぷよしてまるで水風船を触って
いるみたいに気持ちいいですよね。
母体にいる時は、お腹の中でお母さんから栄養を吸収し、出産後は栄養いっぱいのミルクを飲んでいるのでファシアの状態も最強なんです。
ですが赤ちゃんは新陳代謝が活発なため汗の掻き方も大人以上になります。
特に暑い時期はミルクだけでなく補助飲料として白湯や赤ちゃん用のイオン飲料など、脱水状態にならないように月齢に合わせた水分を摂取する気遣いが必要になります。
脱水症状にならないようにするには、水分の経口摂取と共に貯留場所である筋肉やファシアを共に良い状態にしていくことになります。
近年は異常気象と言われ、昔は感じていた四季を楽しむことが難しくなりました。
それに伴って体に受けるダメージも様変わりしてきました。
気象状況を変えることは出来なくても、体内環境や生活環境を変えることによってその不快な症状を軽くすることは出来ると思います。
これから本格的に来る夏に向けて体調を整えて暑さに負けない体力づくりをして頂けたらと思います。
まみカイロプラクティックでした。
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