【浜松南区 カイロプラクティック】ぎっくり腰と座骨神経痛症の原因は似た者同士。
2022/05/27
こんにちは。浜松市南区でカイロとリラクゼーションのお店をしている まみカイロプラクティックです。
今年のゴールデンウィークはまん延防止等重点処置も解除され観光地や飲食関係のお店も活気を取り戻しているように見えました。
浜松まつりの凧揚げも以前通りとはいかなくても、ラッパありきの賑やかな映像を観ることができ、少しづつではありますが昔の風景を取り戻していけるのは本当に嬉しく思いました。
ところで私事ですが… 先日、俗に言われる『ぎっくり腰』とも『座骨神経痛症』とも言える症状になりました。
以前より腰周辺に痛みを感じていたのでストレッチや自身で解しなどして過ごしていたのですが、筋トレをしている最中ついに「ツキんッ」と危険な痛みをかんじました。 帰宅後に湿布を張って早々に就寝したのですが、翌朝には痛みと共に目が覚め、歩くにも一苦労するような状態でした。
「これが噂のぎっくり腰か⁈」と思いましたが、痛みの部分が腰椎2・3番位から、大中殿筋、梨状筋付近でしたので座骨神経痛症からくるものかと…
それからは仕事中も腰に負担の掛からないように気を付け、自宅では安静姿勢を探し、股関節周りのストレッチも様子をみて少しづつ始めました。
翌週にはだいぶ症状もおさまり一安心しましたが改めて気を付けなければと思いました。
体を扱っている仕事をしているのに、本人の体の管理が出来ないなんて~ とお叱りのお言葉を頂くことになりそうですが「痛みをそのままにすると大変なことになりますよ!」とお伝えできればと思い書きました。
「ぎっくり腰」と「座骨神経痛症」、別物だけど発症原因は似たもの同士。
ぎっくり腰は、腰をいきなり殴られたような衝撃から「魔女の一撃」とも言われていて、昔は骨の損傷と思われていました。現在では筋肉や靭帯の損傷と言われています。
座骨神経痛症は、座骨神経が通っているところの筋肉の過緊張から圧迫され、「腰」「臀部」「ハムストリング」「ふくらはぎ」「足先」まで痺れや痛みが発生します。
どちらも筋肉由来の症状になりますね。
その原因は…
運動のし過ぎ、長時間の座位または立位などで筋肉の柔軟性が無くなりちょっとした負荷で傷ついてしまう。
また加齢や運動不足によって筋力が衰え正しい姿勢を維持できなくなったり、腹筋と背筋の筋力バランスが悪くなることで(特に)腹筋側方へ姿勢が傾き腰に負担が掛かってしまう。 など…
この他にも背骨の関節や椎間板の変形による「椎間板ヘルニア」
や「脊柱管狭窄症」による座骨神経痛症もあります。
これは事故や怪我などでのヘルニアを発症する場合と、姿勢の悪さから脊椎のS字湾曲の崩れ・極度の猫背・骨盤の向きなどで発症する場合もあります。
椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症は腰に痛み感じる事が多いですが、お尻の筋肉の過緊張によるものはお尻の下の方や股関節などに痛みが出やすいと言われてます。
「座骨神経」とは腰から足先にかけて伸びる人体の中で一番太く長い神経で、臀部では何重にもなっている筋肉をすり抜けるため深層筋である梨状筋の炎症や硬直により神経が圧迫され太ももの後ろ、ふくらはぎに痛みや痺れが広がり歩くにも困難になってしまいます。
腰の「痛み・張り・重さ」を感じたら…ぎっくり腰や座骨神経痛症の予兆?!
腰などの痛みやダル重さを感じても一晩寝ることで改善するかもしれません。
ですがそのままにしておくことで「塵も積もれば~」でぎっくり腰や座骨神経痛症に繋がり、それが慢性化し再発の可能性も高くなります。
なので予兆の段階で対策&対応することが必要になってきます。
ぎっくり腰と思ったら… 応急処置として「冷やす事」と「安静位」が大事。
重い物を持った時、くしゃみをした時、歯磨きをしてる時などにも起こるぎっくり腰。 ぎっくり腰になった直後は、その部位の筋肉が傷つき、炎症を起こしているので冷やすと良いでしょう。
痛みは腰全体的に出る事があります、どこが炎症ポイントか分からない場合は触って熱さを感じるところを冷やしてください。
1.氷嚢(*)を使い15分程度冷やして、15分離すを数回行ってください。
(冷たさで痛く ならない程度でお願いします。)
2.炎症が治まるまで温めないようにしてください。
3.安静位(自分が一番楽な姿勢の事)をとる。
座った時に腰が沈む椅子(ソファーなど)は避け、座面が高い椅子に背中が背もたれに着くくらいに深く腰掛けることをお勧めします。
理想の椅子の高さは、腰掛けた時に「股関節」「膝」「踵」の角度が各90度になるのが理想です。おのずと背筋が伸びる姿勢になります。
寝る時は横向きでも上向きでも構いません、腰に負担が掛からないよう(痛みが無いよう)クッションや枕などを使って、脚を乗せたり挟んだり楽になる姿勢を探してみてください。
* 氷嚢が無い場合、ジップロックなどに氷を入れタオルでかるく巻くと良いでしょう。直接当てると凍傷になる可能性もありますのでお気をつけください。
痛みの症状が落ちついてきたら、軽いストレッチをお勧めします。
筋肉由来のぎっくり腰・座骨神経痛症は筋肉の柔軟性が無くなることにより発症しやすくなります。
痛いから動かない・動かさないでは余計と筋肉が固く柔軟性が無くなってしまいます。 炎症が治まり痛みの症状が落ち着いたら少しづつ腰を回す、上半身を回すなどをして固まった筋肉を解していってください。
特に座骨神経痛症の場合、お尻の筋肉(梨状筋など)の
柔軟性が係わってきますのでお尻や股関節のストレッチ
をすると良いですね。
一例ですが…
1.仰向けの状態で痛い方の膝を立てます。反対の脚は伸ばしたままです。 膝を立てる角度ですが… 立てた足の土踏まずが反対の脚の膝横の位置くらい。
2.立てた膝をゆっくりと外側に倒します。
倒すタイミングと同じ位に息をゆっくりと吐きます。
3.自然に倒れた位置でキープ。そしてゆっくりとした呼吸をお忘れなく。
※ 膝を揺らしたり、力を入れて広げる必要はありません。あくまで自重で膝の外旋をさせて
ください。
ハードなストレッチな避け、筋肉の張りを緩めることを意識したストレッチがお勧めです。
日々の生活の中での注意点。
一度、ぎっくり腰や座骨神経痛症になったら再発する可能性があります。再発を避けるためにも気を付けて頂きたいのが…
1.長時間同じ姿勢(特に座位)をとらない。
時間を決めるなどして軽く体を動かすこと。
2.激しい運動は避ける。
運動する場合はコルセットやサポーターなどで腰を補強する。 3.背筋を含め、腰周辺の筋力をつける。 4.座る時など、正しい姿勢を心がける。 5.なるべく重いものを持ち上げない。 6.特に冬の季節は腰を温めるようにしましょう。
以上の事を参考にお過ごしいただけたらと思います。
ぎっくり腰や座骨神経痛症になると、歩くことが困難になる、座ることもつらくなる、更には排泄もうまくできなくなるといった重篤な症状に繋がる事があります。
皆さんはその様な症状になったら、まずは病院に行って診察されることをお勧め致します。 筋肉由来の痛みの原因以外にも、ヘルニアや狭窄症など骨からなる痛みもあるからです。 医師の診断のもとに治療やストレッチなど進める事が重要になります。
体の痛みや不調には必ず原因があります。
早期発見・早期治療することで体にも心にも負担は少なくなります。 体から発信される信号などを無視せずに耳を傾けて頂けたらと思います。
まみカイロプラクティックでした。
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まみカイロプラクティック
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慢性腰痛を浜松で癒したい方々へ
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